2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

愛と希望の街

吉祥寺バウスシアターで、田口トモロヲ監督『色即ぜねれえしょん(497)』 病室で、白血病の少女足立恭子(石橋杏奈)を見守る医師(大杉漣)と看護婦、父親(宮藤官九郎)と母親、心電図が停止する。両親が恭子!!と名を呼ぶと、また動き出す。医師が、娘さんは白血…

占領時代

返送する原稿と些少の謝礼の請求書を梱包し受取人払いの宅急便を送り、衆議院選挙の投票。 京橋フィルムセンターで、特集・逝ける映画人を偲んで2007−2008。 53年東宝谷口千吉監督『赤線基地(494)』 富士山がバスの車窓から見えている。満州から引き揚げて来…

今日は渋谷で、ごっじっ 〜♪

今日こそ、吉祥寺バウスシアターで、「色即ぜねれいしょん」を誕生月割引で見ようと準備をしていたら、時間が変わっていて駄目だった。 意気消沈しつつ、専門学校の体験入学の講師に行く。高校2年の女子二人。少し内容を噛み砕きつつ、本当はまずいのかもし…

俺はお前のフーチークーチーマン。

テアトルタイムズスクエアの閉館特別上映で、「2001年宇宙の旅」を観るつもりで気合いを入れて出掛けたのに、明日だった。明日は体験入学の講師なので駄目だ。日本一デカいスクリーンで見たかったなあ(泣)。 気を取り直し、新宿ピカデリーで、ダーネル・マー…

びっくり続きの一日だ。

阿佐ヶ谷ラピュタで、昭和の銀幕に輝くヒロイン【第48弾】星由里子。 67年東宝須川栄三監督『颱風とざくろ(490)』 桑田英子(星由里子)が、更衣室で着替えていると、坂本一雄(中山仁)が入ってくる。坂本くん!!と言ってラケットで一雄の頭をぶつ英子。とある大…

両極端の映画2本。

午後イチに、新宿で一件人に相談ごと。 神保町シアターで、男優・佐田啓二。 57年松竹大船木下恵介監督『喜びも悲しみも幾年月(488)』 昭和7年、観音崎灯台に続く道を有沢四郎(佐田啓二)ときよ子(高峰秀子)が登っている。下に見える国民学校で、子供たちが万…

先輩たちにお世話になった一日だ。

大門の睡眠クリニック。 神保町シアターで、男優・佐田啓二。 57年松竹大船中村登監督『集金旅行(486)』 旗良介(佐田啓二)が、アパートの大家の山本仙造(中村是好)と競輪場に来ている。旗は擦ってしまうが、仙造は大穴を当てる。帰り道露天商から、妻への土…

復讐するは我にありとは、神の仕打ちを受けるということなのか。

午前中は、赤坂のメンタルクリニック。 池袋新文芸坐で、世界/戦争/歴史 そして追悼の八月。 83年東映/今村プロダクション今村昌平監督『楢山節考(484)』 信州の雪深い山中に、小さな集落がある。そこに辰平(緒形拳)と70近いの老母おりん(坂本スミ子)、弟の…

原稿読み

安請け合いしていた、とある文学賞の応募作品の下読み。400字詰め原稿用紙、350枚から500枚ほどの作品を読んで、あらすじをまとめ、いくつかのポイントを整理。中々気が重かったが読み始めると、最近小説読んでいなかったので新鮮だ。特にミステリー作品とか…

後の祭り

久し振りにスーツ姿で元の会社へ行き、その後神谷町で、打合せ2件。 渋谷に寄り、代々幡斎場。彼からは、7月入ってから、ライブの相談を度々受けていた。ちゃんと答えられていたか、今は分からない。切ない。元の会社の何人かと飲み、帰る途中に、彼に繋いで…

昭和の黒い影

池袋新文芸坐で、世界/戦争/歴史 そして追悼の八月。 81年松竹/俳優座熊井啓監督『日本の熱い日々 謀殺・下山事件(481)』 1949年昭和24年占領下、労働運動は高揚してピークを迎えていたが、東西冷戦が始まり、アメリカからのドッジラインの指令もあり、国労1…

もう一つの日本の悲劇

ラピュタ阿佐ヶ谷で、昭和の銀幕に輝くヒロイン【第48弾】星由里子。 67年宝塚映画丸山誠治監督『父子草(479)』 遮断機が鳴っている。踏切とガード下に囲まれた場所に小笹と言うおでんの屋台がある。そこで、酔っ払ってご機嫌で民謡を歌う労務者の男(渥美清)…

51才の誕生日

神保町シアターで、男優・佐田啓二。 52年松竹大船澁谷実監督『本日休診(476)』 三雲八春(柳永二郎)の独白「私が、この街に開業してから18年になる。戦後、甥の伍助に院長を譲り再出発して1年・・・。」 三雲医院では、明日の休診日を前に、どう過ごすか揉め…

訃報

同居人と久し振りに新宿で昼を。調子に乗って少し飲みすぎる。明日で51歳の誕生日だ。 吉祥寺バウスシアターで「色即じぇねれーしょん」を見ようと思ったが、満員で入れない。 ラピュタ阿佐ヶ谷で、武満徹の映画音楽。 71年東宝/俳優座小林正樹監督『いのち…

8月15日に、人間の條件

京橋フィルムセンターで、特集・逝ける映画人を偲んで 2007-2008。 54年大映東京西村元男監督『君待船(470)』 港に佇み、海を眺める男(林成年)がいる。重い足取りで盛り場を歩く。船員と喧嘩をしている流し田崎義男(田端義男)。男は止めに入る。揉み合う内に…

成瀬巳喜男特集最終日。

神保町シアターで、没後四十年 成瀬巳喜男の世界。 66年東宝成瀬巳喜男監督『ひき逃げ(467)』 パチンコ屋で、這いつくばって玉を探す子供がいる。見つけた玉で打ったところを革ジャン姿の若い男に首根っこを掴まれ、タケシ!!駄目だろと連れて行かれる武(小宮…

黒い雨の翌日は、黒い雪

ラピュタ阿佐ヶ谷で、昭和の銀幕に輝くヒロイン【第48弾】星由里子。 64年東宝稲垣浩監督『がらくた(462)』 室町時代末期、1500年頃、泉州堺の街は、自由都市として繁栄を極めていた。そこの泥棒市場に一人の青年(市川染五郎)が現れる。インチキ博打を見破っ…

戦争の映画

渋谷シアターNで、34年レニ・リーフェンシュタール監督『意志の勝利(459)』 1934年9月4日ニュールンベルグで、国家社会主義ドイツ労働党(ナチ党)の党大会が開かれた。ヒトラーの乗った飛行機が雲の上を飛び着陸、ドイツ国民の熱狂の中ヒトラーは降り立つ。…

夏の映画

ラピュタ阿佐ヶ谷で、昭和の銀幕に輝くヒロインたち【第48弾】星由里子。 62年東宝川島雄三監督『箱根山(455)』 運輸省で唐沢運輸大臣(藤田進)出席のもとで、箱根地区の道路に関する聴聞会が開かれている。外では雷鳴が轟き、中での激しいやりとりと呼応して…

港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ〜♪

午前中は大門の歯医者。二日酔いではないが、血中のアルコール濃度が相当高い感じ。フロントに入っても抜けない。歯科医に申し訳なさすぎだ。不幸中の幸いで、今日はここのとても可愛い歯科衛生士のお嬢さんが付くことはなかった。しかし、私が帰った後に、…

神保町はシルバー料金、新宿はレディーズデー。映画館は人で溢れている。

神保町シアターで、没後四十年 成瀬巳喜男の世界。 35年PCL成瀬巳喜男監督『噂の娘(453)』 新橋烏森、灘屋酒店と看板がある。向かいの山田理髪店で、客と主人(三島雅夫)が会話している。「向かいの灘屋は相当いけないらしいね」「ご隠居の時、だいぶ傾かせて…

二日酔いで蒸し暑いのは厳しいなあ。

シネマート新宿で、鈴木卓爾監督『私は猫ストーカー(447)』 谷根千(谷中、根津、千駄木あたりのことですね)の古本屋猫額堂でアルバイトをしているハル(星野真里)の本職は、イラストレーターだ。しかし、日がな野良猫の行動を着けて歩く猫ストーカーである。…

泡盛飲みすぎました(苦笑)

午前中は赤坂のメンタルクリニック。新社屋を訪ね、元同僚と昼食。ついでに現社屋に寄り、先日ご馳走になったM先輩に礼など言いつつ、六本木まで歩いて、 シネマート六本木で、竹中直人監督『山形スクリーム(446)』 鬼塚トンネルを抜けて、観光バスがやって…

最も好きな邦画「砂の女」

ラピュタ阿佐ヶ谷で、武満徹の映画音楽。 65年松竹大船篠田正浩監督『異聞猿飛佐助(444)』 16世紀末、天下分け目の決戦、関ヶ原冬の陣は、東軍が勝ち、覇権は徳川の手に渡った。しかし、、14年後の慶長19年、西の大坂城に豊臣秀頼は健在であり、東西の情報戦…

銃をとって〜、叫〜べ〜(フロム頭脳警察)

渋谷に出て、シネマライズで、 ウリ・エデル監督『バーダー・マインホフ 理想の果てに(440)』 1967年6月西ドイツ、ジルドのヌーディスト・ビーチで、夫のクラウスと二人の娘と海水浴を楽しむ女流ジャーナリストのウルリケ・マインホフ (マルティナ・ケディッ…